安心で安全な外科への取り組み
安心で安全な外科手術への取り組み
当院では清潔な手術を行うために、手術室はその他の部屋(レントゲン室など)とは完全に分かれています。また、同じ理由で手術の際に必要な毛刈りも手術室とは別室で行っています。
また、動物たちが安心して手術を受けられるよう、私たちは高性能な医療機器と経験豊富なスタッフで、大切なご家族が安全に手術を受けられる環境を整えています。
麻酔機:Dräger社 Fabius plus
当院では、外科手術や各種処置における麻酔管理の安全性と精度を高めるため、ドレーゲル社製麻酔ワークステーション 「ファビウスプラス」を導入しております。
本機は、ICUやヒト医療の手術室でも広く使用されているモデルであり、以下の特徴を備えています。
- 高精度な電子制御フローコントロールによる安定した麻酔ガス供給
- 換気モード(VC、PC、SIMV 等)への対応による多様な症例への適応
- 小動物に適した低流量麻酔管理が可能
- モジュール化された換気モジュールにより、呼吸管理の柔軟性と信頼性を確保
これにより、特にリスクの高い高齢動物や小型犬・猫の麻酔においても、安全性の向上と術中管理の最適化を実現します。
超音波凝固切開装置:オリンパス社 「ソノサージ」
当院では、外科手術の安全性および低侵襲性向上を目的として、オリンパス社製超音波凝固切開装置 「ソノサージ(SonoSurg)」を導入しております。
ソノサージは、超音波振動エネルギーを利用して組織の切開と凝固を同時に行う手術デバイスです。電気メスと異なり、高周波電流を体内に流さず、機械的振動によって蛋白変性を起こすことで止血を行います。
主な特長は以下の通りです
- 同時切開・止血機能により出血量の低減
- 周囲組織への熱拡散が少ないため組織損傷を最小限に抑制
- 煙の発生が少なく視野を良好に維持
- 軟部外科、腫瘍外科、消化器外科など幅広い適応
これにより、動物医療においても術中の安定性向上、手術時間短縮、術後回復の促進に寄与しています。
電気メス:Erbe社 高周波手術装置 「VIO3」
当院では外科手術の精度と安全性を高めるために、ドイツ Erbe 社製高周波手術装置 「VIO3」を導入しております。
VIO3は、ヒト医療でも広く使用されている最新鋭の高周波手術ユニットで、以下の特徴を備えています。
- 高度な切開性能と凝固制御:組織に合わせて出力を自動調整し、精密かつ安定した切開と止血を実現
- 最小限の熱損傷:周囲組織へのダメージを抑え、術後の回復をサポート
- 多用途対応:軟部外科、腫瘍外科、止血処置など幅広い手術領域に適応
- 直感的なユーザーインターフェース:動物種や手技に合わせてスムーズに設定変更が可能
この機械を使うことで、
- 出血を少なく抑えながら切開できる
- 傷口まわりの組織への負担をできるだけ減らせる
といったメリットがあります。
これにより、動物の外科手術においても、低侵襲かつ安全性の高い外科処置が可能となります。
内視鏡:オリンパス社 VIS LUCERA CV-260SL、CLV-260NBI
当院では、わんちゃん・ねこちゃんのおなかの中を調べるために、オリンパス社製の最新内視鏡システム 「EVIS LUCERA CV-260SL」
「CLV-260NBI」 を導入しています。
この内視鏡を使うことで、
- おなかを大きく切らずに中を確認できる
- 小さな炎症やポリープも見つけやすい
- 誤って飲み込んだ異物(おもちゃ、ひも、骨など)を取り出すことができる
といったことが可能です。
本機では特殊な光(NBI機能)を使うことで、通常の光では見えにくい病変もはっきりと観察できます。
体にかかる負担をできるだけ少なく、正確に診断・処置できるように、私たちは最新の内視鏡機器を活用しています。
